4月~5月
ようやく雪の消えた畑で、ブドウの枝からポタリポタリと水が落ちてきます。枝を誘引したり、古くなった皮をむいたり、準備を進めます。やがて固く閉じていたブドウの芽がふくらみ、 ほころんできます。芽かきをして、今後の生育を調整します。土のにおいや風のあたたかさに、嬉しさと今年のブドウ造りの始まりを感じ、気が引き締まります。
5月に入り、遅霜の心配が無くなると、気温の上昇とともに新梢はぐんぐんと伸び始めます。
『ワインと風土は一体である』との理念に基づき、原料は全て地元産。輸入ワインや果汁は使わず、生のブドウや果実を使用しています。自家農園と8名の契約ブドウ栽培グループ「葉月会」を組織し、定期的な栽培研修や現地講習会、栽培技術指導により摘果摘房を徹底し、糖度の高い高品質のブドウ作りに取り組んでいます。
ようやく雪の消えた畑で、ブドウの枝からポタリポタリと水が落ちてきます。枝を誘引したり、古くなった皮をむいたり、準備を進めます。やがて固く閉じていたブドウの芽がふくらみ、 ほころんできます。芽かきをして、今後の生育を調整します。土のにおいや風のあたたかさに、嬉しさと今年のブドウ造りの始まりを感じ、気が引き締まります。
5月に入り、遅霜の心配が無くなると、気温の上昇とともに新梢はぐんぐんと伸び始めます。
日毎に勢いよく伸びるブドウの枝を誘引して回ります。梅雨に入り、小さく真っ白なブドウの花が咲きます。畑は高温多湿の気候であるために、病気に対する防除をいかに行うかの判断が必要となります。気が抜けない日々が続きます。
花が終わると小さなブドウの粒が見え結実を確認します。
契約栽培農家グループ「葉月会」のメンバーを含めての巡回指導を行います。房の大きさや数を調整し、最終的な糖度と適正収量になるようにします。栽培指導員から厳しい意見が飛び交いますが、これもワインになったときの味わいを大きく左右するので、妥協しないで議論をし、理解をいただきます。
鳥や、ハチの攻撃をかわしつつ、順調に実った白ブドウは黄金色に輝き、赤ブドウは黒々としてきます。糖度と酸度のバランスを見ながら収穫の日を決めます。
社員総出で白ブドウから収穫は始まります。房を痛めないように丁寧に収穫し、速やかにワイナリーへ運びます。
赤ブドウは少し遅れて10月中旬頃に収穫になります。
収穫が終わり、ブドウの葉が紅く染まって来る頃、剪定を始めます。木枯らしが吹き、時には小雪がちらつく中、不要になった枝を切り落とし、来期の生育を見据えて必要な枝を残していきます。
剪定が終わると、まもなく本格的な冬の到来。冬の間、ブドウ畑は真っ白な雪に覆われ、暖かな春をじっと待ちます。
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